4.生命保険で利率10%のやり方も、あるっちゃあるけども
どーも、だいごです。
考え方とか概念など、
大枠な部分を書いてたので、
今回は少しだけ具体的な事例を書いてみようかと。
(何書こうか、手探り状態)
日本人に馴染み深い金融商品として、
・預貯金
・生命保険
があります。
そもそも、
どんな金融商品が存在して、
それぞれどんな役割なのかってことを把握できてる方が良いのですが、
今日はちょっとおいておきます。
(別の機会に書こうかなと)
で、前置きが長くなりましたが、
生命保険でも利回り10%/年というのも、
ある意味可能ではあるよってお話。
どんな仕組みか?
生命保険について調べたことのある方なら知ってるかもしれませんが、
基本的な形として
・定期保険
・終身保険
・養老保険
の3パターンがあります。
この辺の具体的な話もどこかでまとめておきたいなぁと思いつつ、
今日は一旦おいておきます。
(別の機会にって言いながら、ネタのストックをしようとしてることは御愛嬌)
で、この生命保険での積立。
いわゆる利率はどの程度なのか?
ものにもよりますが、大体はこんな感じ。
・円建て→1%前後
・外貨建て→2%前後
・変動型→運用次第
もちろん、あくまで目安ですけどね。
(ドル建てで表面利率2.75%というものもありますが)
どうやって10%になる?
「全然10%に及ばないやん」って思った方もいるかもですが、
ちょっとお待ちを。
生命保険のもう一つの特徴として、
「所得控除」というものがあります。
(損保も別枠であります)
例のごとくザックリ言うと、
「所得から無かったことにしてくれる(減額してくれる)」
って感じの税制。
これの生保版だと、
3種類に分類されてるものに対して、
80,000円/年までは支払った分を「所得控除」の対象にするよってやつ。
ただ、
たまーーに勘違いが見受けられるのですが、
80,000円払ったら所得控除になるのは全額ではなく、40,000円。
(住民税に関しては28,000円)
んじゃ、
この40,000円がどんなメリットになるのかというと、
・所得税
・住民税
の減額効果がありやす。
(年末調整で書くのはその為)
それぞれの税率が10%と仮定した場合。
40,000円の10%→4,000円(所得税)
28,000円の10%→2,800円(住民税)
ということで、
年間6,800円の税金が戻ってくる形になります。
上記を踏まえた上で、
所得控除の年間枠である年間80,000円にピッタリ合わせて保険に加入した場合。
(月換算で約6,667円)
80,000円の積立(支払い)に対して、
6,800円の還元(約8.5%)。
保険自体の利回りが1~2%。
はい。
これだけで、
10%達成です。
仮に外貨建ての貯蓄型保険だと、
年率2.5%(表面)程度の場合があるので、
合計で約11%の利回りになる計算です。
「単利」や「表面利回り」といったもの
ここまで読んでいただき、
「スゲー!」と思った場合。
ちょっと待った。です。
確かに80,000円の支払いに対して、
6,800円の減税分を加味すると10%になります。
ただ、
ここでキーワードとして、
「単利」と「表面利回り」の2つを。
「単利」と「複利」という言葉がありますが、
単利は元本(積み立てたお金)に対して利益が増すのに対し、
複利は「元本+利益」に対して利益がつくもの。
仮に10万円を1%で運用する場合、
・単利
101,000円→102,000円→103,000円
・複利
101,000円→102,010円→103,030円
といった感じになり、
金額が大きくなったり期間が長くなるほど、
この2つの差は物凄く大きくなります。
また、
「表面利回り」について。
物凄く簡易的に言うと、
表面利回りとは手数料などを差し引く前の利回りで、
そこから手数料を引いて、
実際の運用成績を示してるのが実質利回り。
つまり、
表面利回りで2%と言われたとしても、
お客さんに還元される分の実質利回りは、
大体1%弱を差し引かれた残り約1%になるという構造だったりします。
最低限の見抜く力はあった方がいい
色々と書きましたが、
ここで言いたいことは何か。
それは、
数字のトリックなどに引っ掛からないでほしいなということ。
なので、
最低限のお金に対する知識や見識はあった方が、
大切なお金を守る上で大切なんだよと思ってるわけです。
もちろん、
独学で一通りのことを学ぶのは簡単なことではないので、
身近な信頼できる人に聞くのもアリです。
ちなみに今回は身近な金融商品として
生命保険を例に挙げましたが、
保険が悪いもの・良くないものと言うつもりは全くないので悪しからずm(_ _)m
むしろ、
目的によって使い分けができるかどうかが肝要ですので。。。
以上、今日はこれにてm(_ _)m
【追記】
生命保険の料率改訂についても書いたので、
併せて御確認ください。
営業マンの提案を鵜呑みにしないでねって内容です。
広瀬大悟