FPの落書き

お金のこととか、想ったこととか、落書きするところ。

13.学資保険は要注意

どーも、だいごです。

 

先日生命保険の料率改訂について書いたところ、

 

学資保険についてはどうなのかという質問をいただいたので、

今日はその辺りを書こうかと。

 

もうすぐ新年度も始まるし、

教育費について考え出す人も増えてきてる感じなのかな?

(単に販売側の都合って可能性もゼロではないけど)

 

 

一応断っておきますが、

今回の内容もあくまで僕個人の意見なので参考にするかどうかは各々の判断に委ねますm(_ _)m

 

 

 

学資保険って?

まずはどんなものなのか?というお話から。

 

 学資保険という名前のとおり、

「学」ぶ為の「資」金(=学費など)を備える「保険」です。

 

大体満期(毎月の保険料払込が終わる時期)は18歳とかに設定されており、

お子さん(被保険者=保険で守ってもらってる人)に対する保障もセットで付いてたりして、

契約者(毎月の保険料を払ってる人=大抵両親のどちらか)に不幸があったら以後の保険料を免除する

 

って形になってるのがよく見るタイプかと。

(会社によって商品の特性は変わりますよ)

 

そしてめでたく満期を迎えたら、

今まで払ったお金が110~115%位になって返ってくるので、

 

お子様の大学費用に当てましょう!

といった感じのものになります。

 

 周りの方で加入したり検討したりって話を聞くのは、

S社かK社のものが多いかなぁという印象。

 

学資保険というジャンルの中では、確かに比較的優位性がありますしね。

 

 

まぁ、学資保険というネーミングはついてますが、

厳密には「終身保険」か「養老保険」なんですが。

 

 

 

 

実際のところ

一見すると中々良さげにも見える学資保険なのですが、

 

ちょっと待った、です。

 

全否定はしませんし、目的によっては最適にもなり得るのですが、

「学費を備える=学資保険」という思い込みは取っ払ってほしいです。

 

なんでか?

分解して1つずつ考えてみます。

 

 

①投資という観点

「貯蓄型の保険」と言われてはいますが、

 

「増やすこと」を目的にしているなら厳密には投資です。

 

もちろん、

学費、老後の生活費、住宅費用など、

「用途」としての目的はありますが、

 

それらの目標を達するために、

 

お金を増やすことが「投資という行為」自体の目的になります。

 

 

ではどのくらい増えるのかというと、

 

18年で110%や、

10年払いで18才時点で115%

(厳密には18,19歳から何年かに分けて全てを受け取るケースが多いですが)

 

年率を計算すると、約1.2~1.5%/年。

(受取額÷積立総額を複利で計算、18歳満期計算)

 

預貯金に比べたら断然利率が良く、

会社が潰れたりしなければ1.2%以上の利率を約束してくれて、

保障もついてて、

最強か!

 

って感じですが、

全然そんなことは無く。

 

むしろ、

18年という「時間のリスク」を取った結果のリターンが1%ちょっとだと、

金融商品の中ではミドルリスク・ローリターン位なイメージです。

 

 元本確保タイプで限定したとしても、より良い利率のものもありますしね。

 

 

また、仮に選択肢を預貯金・生命保険のみに絞って考えた場合でも、

終身保険の短期払いや一時払いなど、

ある程度まとまった資金があればもう少し増えます。

 

販売側のコミッションが低くなるので、

良心的な人でないと自分から言ってこないケースが多いですけどねw

 

 

 

 

終身保険養老保険の弱点

契約者(御両親のどちらか)に不幸があった際、保険料の払込が免除となるのは有り難いのですが、

 

今度はここで学資保険(終身保険or養老保険)の分かりづらい弱点も出てきます。

 

そもそも貯蓄型の保険商品の構造を簡単にのべると、

 

月々の保険料は

①保障

②貯蓄

③会社経費

 

の三つの費用が足されてできてます。

 

 

仮に満期まで無事に迎えられた場合、

積立額が少し増えて帰ってくるのでデメリットはなさそうですが、

 

逆に途中で不幸なことがあった場合、

支払ってたうちの②は消えてしまい、

①からのみお金が支給される形になります。

 

簡単にいうと、

会社経費を除いた①②に支払った保険料が全額戻ってくるということは無いってことになります。

 

なので保障も貯蓄もどちらもほしいなら、

分けてチョイスした方が実はより良くなることも結構な確率であり得ますです。

(学資保険と同程度の保障を持とうと思ったら、30才男性で1000円ちょっとで賄えたりします)

 

セットになっててお得になってるようなイメージもありますが、

金融商品はセットにしても③の経費部分が変わらなかったり、

場合によっては割高になってるケースもあります。

(細かい話になるので、今回は割愛)

 

 

 

③貯蓄という観点

①では投資=増やすという観点で見ましたが、

預貯金として考えた場合。

 

そもそも金融商品というものを大別すると、

(1)預貯金

(2)保険

(3)投資

 

という分類になると思いますが、

それぞれ役割や強みは異なるもの。

 

(1)の預貯金で役割・強みは何かと考えると、

流動性」です。

 

つまり、

いつでも引き出せる・使えるということ。

 

仮に預貯金からこの「流動性」が失われた場合、今の御時世でメリットはあるのでしょうか?

(少なくとも自分は感じない、、、)

 

つまり、預貯金として考えた場合は、検討の余地もなくなるのが学資保険(貯蓄系の保険)になります。

 

 

 

まとめ

学資保険というものを少し分解して説明しましたが、

今回伝えたかったことはひとつ。

 

選択肢(金融商品)はイメージに惑わされず、目的に合わせて的確にチョイスしましょう

 

ってことでした。

 

 

もちろん、そのためには多少なりとも情報収集や目的の整理など必要ではありますが。

 

ただ、何度もしつこく言うようですが、

金融マンの言われた通りにするということはどこかしらリスクもあるということは理解しておいてほしいです。

(上記の内容すら知らない自称プロの金融マンも沢山いるのでw)

 

 

金融マン側の、悪意や善意の有無はあまり関係ありません。

 

損得無視で託したいと思える程の担当者に出会えてるとしたら、

それはとても幸せなことなので是非その方を選ぶべきです。

 

足りないことがあるとしたら、その方の勉強だけかと。

 

 

そうと言い切れない場合は、

自分の身を守るためにも最低限のことは興味をもってもらえたらなぁと思ってます。

 

 

個人的には、

金融や経済のことを語り合える人が増え、

選択を誤ってしまう人も減ることを考えただけで、

すごくワクワクします(^^)

 

 

 

まとまりがないけど、

こんな感じで学資保険のお話はおしまいm(_ _)m

 

それではー。

 

 

広瀬大悟

12.「みらいのカタチ」では未来をイメージできない

どーも、だいごです。

 

テレビCMで綾瀬はるかが、

日本生命の「みらいのカタチ」を宣伝していたのを見て、

ヤベーなと思ったことを書こうかと。

 

ちなみに、

綾瀬はるかに対してヤベーなと思った訳ではないので悪しからず。

(美人さんだとは思いますが)

 

 

 

 

何が問題か?

何に対してヤベーなと思ったか一言でいうと、

 

「契約件数40万件!」

 

というキャッチフレーズに対して。

 

 

詳細はのちほど書くとして、

「金融リテラシー低い人がこんなにいるのか、、、?」

 

というのが一番に抱いた感想です。

 

 

お金が有り余ってる人は全然問題ないんでしょうけど、

庶民の自分には選べない選択肢、、、泣

 

 

そもそも、

保険含め各金融商品で「最も良いもの」は契約者(お客さん)によってマチマチなので断言はできないのが大前提ですが、

 

「粗悪なもの」は確実にあります。

 

 

他にもそういったものはタップリありますが、

今回は目に留まった「みらいのカタチ」に焦点を当てておきますです。

 

 

 

 

どんなものか?

色々と言ってますが、それではどんなものか?

 

詳細は日本生命のホームページからも確認できるので気になる人は詳細を見てもらうとして、

ここではポイントだけを記します。

 

 

なんせ、ややこしく作られ過ぎていて、

わざとこんな設計にしたんじゃないか?と思ってしまうほどの内容なのです。

 

一言で言えば、

「12種類の中から御客様に合わせて設計できる保険商品」

 

です。

 

 

 

あれ、、、?

これだけ聞くと、良さそうな気も。

 

40万人も契約してるって綾瀬はるかが言ってたし、

販売元は大企業だから安心なのでは?

 

パンフレットには丁寧に「年齢別モデルケース」も書かれてるし、

この通りにやればいいのでは??

 

なーんてちょびっとでも思った人は、

「確実」に気を付けた方がいいです。

 

 

 

前置きが長くなりましたが、いくつかポイントを。

 

①選択肢がアカン

12個の選択肢があって、自分に何がどのくらい必要なのかを設計できるので、

「自由裁量がデカイ」というメリットに感じそうですが、

 

ノーです。

 

何故なら、そもそもラインナップにある12種類が残念なものばかり、、、

(他社で同様の商品を検索してみれば、誰でもすぐに違いが分かる位です)

 

価格もメリット無し、

保障内容もメリット無し。

(同等以上の内容で価格下げることがいくらでもできるレベル)

 

 

②更新

外資系の保険会社に勤めると必ずといって良いほど習うポイントではありますが、

 

一言でいうと

「月々の保険料が気付かぬうちにドカンと上がるよ!」

 

ってこと。

 

20代の頃は1万円/月くらいだったのに、

気付いたら5万円以上/月になるなんてケースもザラです。

 

 

思考を止めないで

相変わらずザックリ書いてしまいましたが、

今回最も伝えたかったことは商品の悪さではなく、

 

「イメージに踊らされないで」

ということ。

 

イメージ自体は大切だし、信用にも繋がるものだと思います。

 

ただ、そのイメージだけを判断材料にしてしまっては、

イメージ自体を作り出した人の意のままになるのがオチ。

 

 

また、

「この担当者なら信用できそう」

 

というイメージに対しても、疑問を持つことも大切です。

 

僕自身も、

自分の持っている知識や経験などが、

本当に相手に対して100%満足してもらえる最適なものを伝えられてるかといえば、

 

残念ながら疑いの余地があります。

(むしろ100%大丈夫と断言する担当者は信用ならん)

 

 

 

 あとは業界あるあるの話として、

 

「担当者が一番大事です!」

外資系に多い&昔の自分)

「複数の会社の中から最適なものを選べた方がいいです!」

(乗り合い代理店)

 

って意見を主張する人がいるけど、

片方しか選べないの?

という素朴な疑問を持つことも大事かと。

 

 

 

金融業界のGNP

また、当たり前すぎることですが、

お金は大事です。

そして、人間関係もめちゃくちゃ大事。

 

これらを天秤にかけること自体がナンセンスだと思ってるのですが、

金融業界においては頻繁に起こっていることだったりします。

 

それを象徴するのが、GNP 。

 

G:義理

N:人情

P:プレゼント

 

例えば、

親しい人だからという理由は、

担当としては有り難いし嬉しいのですが、

 

だからと言って内容が何でも良いわけではありません。

 

ただそこで、この人が言うなら大丈夫だなと思考を止めた瞬間に、

何らかの損失を被ることは覚悟しておいた方がいいと思います。

 

 

 

まとめ

綾瀬はるかの話から大分色々と書きましたが、

そろそろまとめを。

 

冒頭で上げた「40万件」の大半(ほとんど)は、

何らかのイメージ戦略によって作られた結果です。

 

 

金融っていうと小難しく感じる人も多いでしょうが、

どうか投げ出さないでほしいと切に思ってます。

 

もちろん、金融マンは誰も信じるなとは言いません。心が荒んじゃいそうですしねw

 

ただ、最低限自分のお金を守るための知恵は、どんな人にも持っておいてほしいなぁと思っての投稿でした。

 

 

 

 

それでは。

 

 

広瀬大悟

11.現状維持って難しい

どーも、だいごです。

 

先日、とある人と話していたとき、

「向上心強い人ってすごいよなー」という言葉が出てきたので、

 

「え、無いの?(からかう感じで)」と言ったら、

 

「無い無い、今のまんまでいいやー」という回答が戻ってきた。

 

 

そんな些細な会話の流れから、

「現状維持」という言葉について思うことがあったので、

書いてみようかなと。

 (あくまで主観だよ)

 

 

 

 

そもそも

一言で現状維持と言っても、何を指標にしているのか。

 

時間の使い方?

働き方?

人間関係?

健康状態?

収支の額?

 

 

人によって答えは様々だろうけど、

恐らく上記のどれかには該当するだろうし、

1つだけでも無いと思う。

 

 

この辺の「感覚」を言語化するとしたら、

幸福度とか満足度とでもいうのかな?

 

或いは、単に変化を受け入れたくないが故の感覚でしかないのだろうか??

 

 

明確に言語化できなくてモヤモヤは残るけど、

一旦上記に挙げた各要素が絡み合ったものを現状だと仮定してみます。

(うーん、無理矢理ですかね)

 

 

 

 

 

 

違和感の正体

冒頭の会話の中で僕が感じた違和感は、

言葉の定義付けの違いによって生じたものかと。

 

というのは、

恐らく相手は自分という視点をベースに考えており、

(勝手な憶測です、すみません)

 

僕は全体の中の自分という視点で見ていたからではないかと。

(全然不完全だけど)

 

 

 

もう少し分かりやすく言うなら、

例えば仕事。

 

今と全く同じ能力・スタンス等のままで10年後を迎えた場合、

今と同様の評価を得られのかと考えると、

 

難しいという見解。

 

進歩や変化の無い人材に10年間変わらない評価を与え続けるかというと、

残念ながら少数派だと感じてしまう。

(多少厳しい発言だと感じるかもですが)

 

 

 

健康状態にしても、

 

今は何不自由なく動かせる体が、

メンテナンス等せず放置して、

10年後も同じパフォーマンスを出せるかというと、

 

難しいと思う。

(10年前の自分の体力が奇跡に感じる)

 

 

 

人間関係にしても、

 

周りに変化が起こるうちに、

関わり方にも変化が生まれたり。

 

 

 

 

お金にしても、

 

貯金をそのまま放置してたら、

物価上昇や増税によって価値が目減りしたり。

 

 

 

 

 

現状維持って簡単じゃない

色々と書きましたが、

そんな自分も「現状維持」を少なからず望んでいるタイプです。

 

 

ただ、

言葉に対する定義付けが少し違うだけで、

 

「今」に対する向き合い方や姿勢が変わるんじゃないかなぁと感じた次第。

 

 

 

例えるなら、

 

動く歩道のようなものに乗っていて、

 

何もしなければズルズルと下がり、

元の位置には戻り難くなっていて、

 

踏ん張って進んでいたら、

 

元いた場所とほとんど同じ位置にいたり、

ちょっとだけ進んでたり。

 

 

なんだか、そんな感じのイメージ。

 

 

 

 

 

現状に満足していないから、

改善するために努力をする。

 

向上心があって素敵だと思うし、

本気で応援したいです。

 

 

ただ、

現状に満足していたとしても、

 

その「現状」を失わないために、

やっぱり努力が必要なんだと思います。

 

 こういった人も、本気で応援したい。

 

 

 

 

まとまりない感じの文になっちゃいましたが、

 

以上、雑感でしたm(_ _)m

 

 

広瀬大悟

10.ふるさと納税で100万円節約するお話

どーも、だいごです。

 

先日ニュースを見てたら、

ふるさと納税の特集的なのをやってたので、

今回はそのことを書いてみようかと。

 

 

全然関係ないけど、ふるさとの長野に久しぶりに行きたくなってきたなぁ、、、

 

生まれて3年くらいで上京したから、

ほとんど住んでた記憶無いけど。

 

 

 

 

 

ふるさと納税って?

ふるさと納税という言葉を知ってる人は多いと思いますが、

実際どんな構造になってるのか?

 

まずは、例のごとくザックリ説明。

 

 

一言で言うと、

「応援したい自治体に寄付をしたらお礼品がもらえて、更に寄付額から2000円除いた分を税金が免除される(上限アリ)」

 

って制度です。

 

 

例えば、年収500万の人が

我が生まれ故郷の長野に6万円寄付した場合

 

コシヒカリ90kgを受けとることができ、

(米俵1.5個分、そんなにいらない、、、w)

 住民税・所得税が合計58000円減るので、

 

実質2000円で90kgのお米を手に入れたことになります。

 (所得によって上限額が変わります)

 

 

 

また、ふるさと納税で寄付先を選ぶ基準は、

お礼品以外にも。

 

例えば、

・エリア(故郷、好きな町とか)

・寄付金の使い道(医療、自然保護など)

・災害支援

 

などなど。

 

 

 実際ふるさと納税のサイトを見てると、

すごくワクワクしますw

(とっても主観的な感想ですが)

 

 

 

 

 

こんなこともやってみたい

例えば、

何人かで集まって食料品の御礼品を選びあい、

届いた食料品を持ち寄ってホームパーティーするとか。

 

 

例えば、

寄付した町に旅行へ行くとか。

 

 

例えば、

スポーツ観戦で好きなチームのホームに寄付をして、間接的に応援するとか。

 

 

ちょっとした遊び感覚でも、

寄付という形が地域の活力などにも繋がって、

良いことだらけなんじゃないかなぁと思います。

(ホームパーティー、特にやりたい)

 

 

 

 

 

注意事項

一応気を付けた方がいい点もあるので、

ざっと羅列を。

 

①上限額を越えた分の寄付は税額控除にならない

 

②6箇所以上の自治体に寄付を行った場合、確定申告が必要になる

(5箇所以内の場合はワンストップ制度というものがあるので、確定申告不要)

 

と、こんな感じかな??

 

元々確定申告をする必要のある人は、

併せて申告しなきゃならんのですけどね、、、

 

 

 

 

こんな意見も

一方、ふるさと納税に集まりすぎると、

都心部などの税収が減るという指摘を聞いたこともあります。

 

確かに、

一見するとその通りに感じるのですが、

その額以上の金額が相続によって地方から都心に流れ込んでることを踏まえると、

 

全然問題ないというのが結論です。

(額が桁違いです)

 

 

まぁ、情報の発信者の意図が何かしらあるのかも分かりませんが、、、

 

 

 

 

 

 

さいごに

相変わらずのザックリした内容でしたが、

何故わざわざ書いたのか?

(検索した方が詳しく分かるやんって言わないでね)

 

 

実は収支改善の1つの手段として、

ふるさと納税のことをよく挙げるから。

 

 

例えば冒頭のお米の例。

コシヒカリを買おうと思ったら、

5kgで2500円位します。

 

仮に毎年90kgのお米を得られたとしたら、

普通に買うより43000円/年の節約ができる計算になります。

(2500円×18-2000円=43000円)

 

 

30年続けたら、129万円の節約です。

で、でかい、、、

 

以前、

別の記事でも微差が大差になるということを書きましたが、

まさに1つの例ですね。

 

 

 

色んなことを楽しみながら、

賢く節約できたら一石二鳥だよなーというお話でした。

 

 

 

 

それでは。

 

 

広瀬大悟

9.生保の料率改定?ちょっと待って

どーも、だいごです。

 

前回の記事で「微差は大差を生む」的な話を書きましたが、

今日は注意喚起をしておこうと思います。

 

 

最近チラホラ話題になってるのを聞く、

「生命保険の料率改定」。

 

質問や相談も数名からあったので、

その点に触れながら書きますです。

 

 

 

そもそも何の話?

何の話かサッパリ分からない。。。

 

という方。

安心してください。

 

理解できてなくても、騙されなければ取り敢えずはOKです( ;∀;)泣

 

 

 

と、冗談はさておき。

 

ザックリ言うと、

「4月から保険料が上がったり貯蓄率が下がったりするから、今のうちに貯蓄型の保険に加入した方がいいよー!」

 

というセールストークを保険屋さんからされた場合、

鵜呑みにしないことがポイント。

(ここ大事)

 

 

 

 

こんな感じの仕組み

何で?という話をする上で、

大まかに仕組みの説明を。

 

そもそも保険会社は、当たり前だけど金融機関。

銀行と同じく、お客さんから預かったお金を運用して収益を出しています。

 

 

で、その運用先に「国債」があるのですが、

マイナス金利導入とか色々と影響した結果、

利率が結構下がっちゃったというお話。

 

 

単純に、

①お客さんからお金を集める

②①のお金を運用にまわす

③②で得た利益から一部差し引き、お客さんに還元する

 

 

ということをしている訳ですが、

 

②の利率(国債)が下がったのに、

③を従来通りにしてたら、儲からないよー!

 

って感じになった結果、

③の利率を下げますよということが、

4月に行われる「料率改定」です。

 

で、利率が下がったから、

①で回収するお金を増やして、

③で還元するお金を減らすね

 

って感じになるわけです。

(キチンと理解したい人はググってねw)

 

 

 なので、

「微差は大差になる」と考えれば確かに見逃さない方が良いようにも感じるのですが、

 

ちょっと待った、です。

 

 

 

 

 

何故気を付けるの?

自分も経験がありますが、

「○日まで!」といった期間限定になると、

判断を冷静にできないことがあります。

(衝動買いとかしちゃうよね)

 

 

ただ、ここで冷静に考えた方がいいことが。

 

それは、保険に加入する「目的」は何か?

 

 

仮に貯蓄が目的とした場合。

保険という性質上、中長期視点で貯めることが前提になってると思われます。

 

ただ、現状日本の保険は65歳まで払っても、

せいぜい積立額の110~115%、

良くても120%に増えるって感じです。

(30歳から始めて)

 

一方、最近話題になってる確定拠出年金を利用して貯めた場合、

節税部分だけで積立額の20%以上が帰ってきます。

(その他社会保険料が下がるとかあるけど、今回は割愛)

 

もちろん他にも有効な選択肢はありますが、

要は「他の選択肢も知ってるかどうか」の違いが大きいということだったりします。

 

 

 

また、仮に保障が目的の場合。

どのタイミングに焦点を当ててるかにもよりますが、

基本的には定期保険(掛け捨て)の方がコスパが良かったりします。

(老後の相続対策などで使うなら終身保険もアリだと思いますが)

 

 

保障にかけるお金は最低限にして、

浮いたお金を他のところに預けた方が、

パフォーマンスや条件が良くなっちゃう場合がほとんどだったりします。

 

 

 

 

言いたいこと

と、保険を批判的に書いてるようにも見えますが、そんなつもりはありませんw

(むしろ保険好きな方です)

 

今回伝えたかったことは、

上記のようなことを理解した上で適切な選択をしてほしいということ。

 

 

例えば、

「料率改定するから全ての保険料が上がります!」と言ってくる営業マンは、

勉強不足か不誠実な可能性大。

 

会社にもよるけど、

変わらない保険もキチンとありますw

(値下げする会社もアリ)

 

 

また、冒頭にあったような貯蓄率の話をした際に、

キチンと他の選択肢も加味して全体像を伝えてくれるかどうかで、

その方のスタンスが見え隠れすると思います。(敢えて言わないのも同情できますが、、、)

 

 

 

 一言でいえば、

必要なときに、必要な分だけ選べば十分です。

 

 

また、良い意味で「疑う姿勢」を持つことが、

自身のお金を守ることに繋がります。

 

 

 

 

 

以上、保険についての注意喚起でしたー。

 

誰かの役に立ったら嬉しいな~

 

 

広瀬大悟

8.「1」をバカにしてはいけない

どーも、だいごです。

 

ここ最近書くのをサボってしまってましたが、

またコツコツ書いていこうと思いますですm(_ _)m

 

 

今日は、小さな差が大差になるなってお話を書こうかと。

(好きな言葉が「凡事徹底」なので)

 

 

「1」の差

1秒、1回、1人、1円、1%など。

 

 「1」の差に対する認識は、指標や見方によって物凄く変わるかと。

 

 

例えば、

100m走で1秒の違いは大差に感じるけど、

フルマラソンでの1秒は僅差に感じ。

(すみません、素人意見です)

 

スーパーで売られてるもやしの価格が1円低いと少しお得に感じるけど、

車を買うときに1円引きされても大して変化を感じず。

(庶民ですが何か?)

 

従業員1000人のところに1人加わっても簡単には組織風土等変わらないかもだが、

5人の企業に1人加わったらガラッと変わることもあったり。

 

 

同じ「1」という差でしかないのに、

見え方って随分変わるよなーって思うことがあります。

 

 

 

 どの「1」にこだわるか

とはいえ、全てのことに対して「1」単位で神経すり減らしてたら、

結構疲れちゃうんじゃないかと思ってます。

(根が怠け者なので)

 

意識するものはして、

不要なものは無視。

 

有限な時間は有効活用したいですしね。

  

 

 では、どんな「1」に意識を向ければいいのか?

僕個人の考えとしては、

 

①継続するもの

レバレッジの効くもの

 

が基本的な軸だと考えてます。

 

 

 

例えば①。

 

毎日1つのことを勉強するとしたら、

1年間で何もしない人と比べて365個の学びの差が生まれることになります。

 

10年だと3650以上。

人と比較することが目的ではないですが、

圧倒的な差になりますね。。。

 

 

逆に、ムダな「1」を削るのも同じ。

 

例えばATM手数料とか毎月数百円かかってるとして、

何十年も経ったら結構なムダになります。

 

それなら早めに「1」手間かけて、

サッとムダをカットしといた方が良いに決まってます。

 

 

 

 

②のレバレッジは、複利の力。

ざっくり言うと、相乗効果みたいなもの。

 

例えば、たった1人との出会いも、

繋がりの連鎖反応が起きたら想像もしない展開になっていたり。

 

実際、今の自分の回りにいる方の大半は、

以前からお付きあいのある方々からの繋がりで広がってきてるなぁと感じます。

(妻とも友人からの繋がりが5回くらい連鎖した結果出会った訳です)

 

 

金融の場合だと、たった1%の運用益が付くだけで、

15年で16%の違いが出たり。

(5%だと2倍に、、、)

 

 

 

 

 

魔法は無い

挙げた例がセンス無いのは置いといて、

ここら辺でまとめを。

 

 

たまに、「これをやれば簡単に大成功!」みたいな劇的ビフォーアフター的な話を目にしますが、

そういった魔法のような類いは無いと思ってます。

 

あるとしたら、

ほんの小さな努力や差をいかに産み出していくかの積み重ねが、

結果として現れてると思ってます。

(方向性や考え方などが間違ってたら本末転倒ですが、、、)

 

 

とはいえ、有限である時間。

 

その時間を何に投じるかの判断や優先順位付けは、とっても大事だなぁというお話でした。

 

 

 

 

ちなみに、何でこんなことを書いたか?

というと、

 

ブログや英語学習など、

最近凡児徹底ができてなかった自分への戒めも込めてでしたw

 

 

 

以上、

最後までお付きあいいただきありがとうございましたm(_ _)m

 

 

広瀬大悟

7.投資と言っても、何からやりゃ良いんだ

どーも、だいごです。

 

先日資産形成について御相談を受けてた際、

「そもそもどんな選択肢(金融商品)があるの?」と聞かれ、

 

確かに聞かれることあるなーと思ったので、

今日は簡単にまとめを書いてみようかと。

 

 

ちなみに色々と書きますが、

取り敢えず抑えとくポイントとしては、

メリット・デメリットの部分で十分かと。

 (全部読んでくれたら嬉しいけどね)

 

 

 

 

①預貯金

まずは馴染み深いものから。

 

普通預金(貯金)

・定期預金(貯金)

 

これは、知らない人を探す方が難しいですね。

 

○メリット

流動性→いつでも引き出せる等

 

🔺デメリット

あんまり増えないよね

 

 

ペイオフ(預金保護)は、

「1000万円とその利子」は守ってくれるというもの。

ちなみに海外の銀行に預けてる外貨預金は対象外ですぜ。

(日本の銀行の海外支店、海外の銀行の日本支店)

 

あと、一口で預貯金と言っても

スーパー定期とか大口定期とか種類は様々。

 

資産形成としてはアリでも、

資産運用としてはナシですね。

 

 

②保険

続いて馴染み深いものとして保険。

ただ、一言で保険と言ってもいくつか。

 

・生命保険(第一分野)

・損害保険(第二分野)

・医療、ガン保険など(第三分野)

 

 

それぞれ特性は違いますがザックリ言うと、

 

・生死に関する保険→生命保険

・損害を補填する保険→損害保険

・その他→第三分野

 

って感じ。

そして今回は投資、資産形成(運用)という観点から、

生命保険の中でも下記をピックアップ。

 

(1)終身保険

(2)養老保険

 

 

どちらも貯蓄機能がついた保険で似た感じですが、目的が違います。

 

(1)「身が終わる」まで保障という字のごとく、無期限で保障するもの。

解約をした際に、解約返戻金として積み立ててたお金が戻ってきます。

 

(2)「老後を養う」ための保険と、これまた字のごとく。

個人年金などもそうですが、65歳など老後の生活費等を備えることが目的の保険です。

 

 

○メリット

・預貯金に比べたら利率が高い(1~2%/年)

・保障がついてるので、途中死亡しても目標額は保険金として受け取れたりする

・保険会社がリターンを保障してくれる(満期まで払った場合等)

 

🔺デメリット

流動性が低い(短~中期の資産形成には向いてない)

・手数料構造が二重化(保障、積立部分それぞれ)しているので、投資としてのパフォーマンスが低い

 

 

ただ、保険は字のごとく「保障すること」が強みであり一番の目的なので、賢い使い方がマスト。

(使い方の一例としてこんな記事も書きました)

 

 

投資信託

名前は聞いたことがある人も多いかなと。

そもそもどんな構造なのか、ザックリ説明。

 

Aという株式100万円

Bという株式200万円

Cという国債100万円

 

こんな形で投資したいなぁと考えてるとして。

 

それなりにお金を持ってる人ならポンポンって買えちゃうかもですが、

大きなお金をポンっと出すのは中々難しいかと。

 

そこで、

「上記のような比率で投資するパッケージを作ったので、分割して売りまーす」といって、

一口1万円で買えるように。

 

これが投資信託

言い方変えると、一人一人は少額でも、

みんなでお金集めたら大きな金額になるので、

個人では買えなかったようなものにも投資ができるようになりました。

(こんな比率・方針で投資しますーっていうのを目論見書っていうのだが、割愛)

 

 

更に投資信託と言っても

・インデックスファンド

・アクティブファンド

 

という分け方もあったり。

 

商品の構造や種類として

不動産投資信託(リート)

ETF(上場投資信託)

・ファンズオブファンズ

 

などあったり。

今日はあくまで大枠なので、ここも割愛。

 

 

○メリット

・少額でも多種類の投資先に分散投資できる

・期待リターンは保険などより高い

・運用は任せておける

 

🔺デメリット

・元本割れするリスクもある

・直接株などを買うより手数料が少し高い場合がある

 

 

あと、抑えておくポイントとしては

・分散

・長期

・手数料

 

あたりかなと。

確実に勝つ方法は分からないけど、

確実に負ける(損する)ことから回避する方法は上記辺りです。

(詳細はまた別の機会に)

 

 

株式投資

「リスクが高い」ってイメージを持たれる人が多いかなと。

 

一口で株式投資と言っても、

リターンの形は複数パターンあります。

 

・配当金

・売買益

株主優待

 

 

 「売買益」の基本は、安く買って、高く売る。

ヤフオクみたいなイメージです。

 (逆指値など逆パターンもあるけど、割愛)

 

どの銘柄をどのタイミングで売買するかは各種分析から見いだしたりします。

また、売買の頻度(保有期間)によっても投資スタイルが変わりますね。

 

デイトレードなど頻繁に売買をする場合、

一言でいうと心理戦だと思ってます。

 

逆に長期保有して株価上昇を狙う場合、

分析が肝になるかと。

 

 

「配当金」は、その銘柄を保有していることで一定期間ごとに配当されるお金。

 

例えば株価自体は購入時より下がってても、

当初予定通りの配当金を得られることで、

購入金額に対して○%の利益が出たと考えることができます。

(株価下落自体は、売らない限り損失確定しません。保有し続けて塩漬け状態になることもありますが、、、、)

 

 

株主優待」は、

その銘柄を保有している人に対して、

企業から送られるサービス的なもの。

 

メーカーならその企業の商品、

飲食店なら食事券とか。

現金そのものでは受け取れませんが、

それなりに価値の高いものをくれる企業もあったりします。

 

例えば100万円の株を保有していて、

10000円分の商品が年に1度もらえるとしたら、

1%のリターンを得たような形になります。

 

 

○メリット

・リターンがダイレクトに入る(保険、投信のように間に機関がはさまれてない為)

→年率100%越えの銘柄もたまに見かける

 

🔺デメリット

・時間と労力をそれなりにかける必要がある(学習、銘柄選定などに)

→短期売買をしたい方は、更にプラスで時間等かかるかと

・0円になるリスク(企業の倒産など)

→かなり確率は低いですが、一つの可能性として

 

 

 

リスクコントロールができるか、

ゴール設定ができるか、

 

その辺りがポイントですかね。

(一言でいえば自己管理)

 

 

ちなみにその他メリットとしては、

株式投資を通じて社会や経済について学ぶことが楽しくなる

 

ってのもあるかなぁと。

 

 

 

⑤債券

一番耳にするのが国債かと。

 

他にも、社債や地方債などもありますが、

今回は国債に焦点を当てて。

 

更に、その国債もいくつかに別れるわけですが。

 

・個人向け国債

国債(新窓販国債

 

一見どちらも変わらなさそうですが、

相違点があるのです。

 

 

個人向け国債」は、元本保障。

購入後1年が経過していれば、購入時の金額は保障しまっせというもの。

 

それに対して、

国債」は、元本確保。

はて、保障と確保で何が違うのか??

 

 

【保障】はいつでも(1年経過以降)元本を返してくれるのに対して、

【確保】は満期まで経過したら元本を返すという「条件付き」というイメージ。

 

じゃぁ個人向けの方が絶対に良いかというと、もちろんそうとは言い切れず。

 

元本確保型の国債は「時間のリスク」を負ってますので、

その分個人国債より利回りが少し高くなってます。

(厳密に言うと個人向け国債の利回りが低く設定されてる)

 

 

 

少し前説明が長くなったけど、

国債や債券という金融商品の特性は何か?

 

株式と比較するとイメージしやすいと思ってますが、

 

・株は出資で、債券は貸出し

・株はリターンが未定で、債券は決まってる

 

 

そんな感じで取り敢えず認識できてれば良いかなと思います。

(我ながらザックリ)

 

 

あとは、分散投資をする上での基本として、

 

金利が上がると株価は上がり、

債券価格は下がる

 

といった性質を利用して資産配分を考えたりもします。

(また別の機会に)

 

 

○メリット

・預貯金よりリターンが少し高い

・株など他の金融商品との組み合わせで相性が良い

 

🔺デメリット

・大きなリターンは期待できない(日本国債の場合)

 

 

あくまで僕の中でのイメージですが、

貯金好きでリスク取りたくないーって方には、

取り敢えずアリな選択肢かもですね。

 

 

 

⑥不動産投資

ここはあまり詳しくないのですが、

僕の知る範囲でm(_ _)m

 

 

不動産投資の収益は大きく、

キャピタルゲイン(売って得るお金)

インカムゲイン(家賃収入)

 

になります。

(民泊とかもあるかもですが、割愛)

 

たまに不動産投資の営業マンから聞く話として、

「他人(借りてくれる人)にローンを返済してもらって家という資産を手にする」

 

という表現をされる方をお見受けします。

 

確かにそうかもなーと思えそうですが、

そもそも「資産」という言葉の定義がどうなのかという部分も気になるところ。

 

 

住宅ローン減税などの合わせ技を駆使すれば、

所得によってはキャピタルゲインでプラスにすることも可能だと思いますが、

残難ながら僕は不動産の価値を見極める能力は無いので自らは勧めず、、、

(他人に貸したらこの合わせ技も使えないのですけどね)

 

 

○メリット

・中古などを一括購入し、リノベーションして価値を上げて売却すればプラスになるのかな?

 

🔺デメリット

・ローンを組んで買うので、他のローン(自分が住む用の家、車など)が組みづらくなる

・修繕費などが案外多額にかかる

 

 

完全に僕の主観(不動産投資はやらない)が混ざってますが、

この辺は信頼できる他の専門家に任せますw

 

 

 

 

まとめ

だいぶながーくなりましたが、

ここまでお付き合いいただき本当にありがとうございますm(_ _)m

 

 

上記は「一般的な金融商品」を羅列したので、

他にも色んなものが存在してます。

(ややこしいですね。それが楽しいのだけど)

 

 

また、「どのように買うか」という選択肢として、

NISAや確定拠出年金などもあります。

 

これらは税制優遇措置があるので基本的には良いと思ってますが、

結局は使い方次第なのでお気をつけて。

(これも別の機会に書くかな)

 

 

 

 

多種多様な選択肢があるのは、

多種多様な価値観や生き方が前提にあるからだと想ってます。

 

全てのことを全員が知る必要はないかもしれませんが、

全体像だけでも何となく頭の片隅に置いといてもらえれば、

 

自身のお金を守る力にもなるんじゃないかなぁと。

 

 

以上、今日はここまでm(_ _)m

 

 

広瀬大悟